PDLC液晶をラミネートしたフィルムで
瞬間調光を可能にしました。
クリスタルマジックフィルム/クリスタルマジックガラスは、電圧により透過度を変えることのできる「PDLCフィルム」をラミネートしたフィルム/ガラスで、スイッチングのON-OFF操作だけで、すり調ガラスが一瞬で透明に変わるフィルム/ガラスです。
PDLCフィルムを中間膜にラミネートした「クリスタルマジックガラス」や既存のガラスに貼り付けるタイプの「クリスタルマジックフィルム」があります。
PDLCフィルム
PDLCフィルムとはPolymer Dispersed Liquid Crystalの略で高分子分散型液晶と呼ばれています。液晶を高分子中に分散させた液晶層を利用した液晶調光フィルムです。
それは、水中に浮く油の粒子のように液晶の微小粒子を高分子中に分散させることで液晶を薄膜内で固定することなく存在させているのが特徴です。
PDLC液晶調光フィルムは、電流をかけない場合には分散した液晶のベクトルが異なった方向を向いているため界面で光が散乱します。そうなることで不透明な白色状態(オペーク)を作り出しますが、電流を加えることによって高分子と液晶の屈折率がほぼ等しくなり透明状態になります。
その際のスイッチングスピードは0.1秒以下で瞬時にガラスの表情を変化させます。オペーク状態でのHAZE値も2%±0.5と高透明化を実現しています。
クリスタルマジックフィルム
クリスタルマジックフィルムとは、吸着性ののりが付けられている液晶調光フィルムで厚みは485μm±10μmとなります。既存のガラスの上にクリスタルマジックフィルムを貼付し、ON-OFFのスイッチングによって透明・不透明の変化をもたらすことができます。
またフィルム状なのでRガラスにも施工が可能です。最大製作寸法は1,800×3,600で背面からプロジェクターによる投影が可能です。
クリスタルマジックガラス
クリスタルマジックガラスとは、リモートコントロールまたスイッチングのON-OFF操作だけで透明ガラスがオペーク調のガラスに一瞬で切り替えることができる「合わせガラス」です。
3mm+3mm、5mm+5mm、6mm+6mmの合わせガラス内の液晶調光フィルムに電流が流れた時には透明に、電流が遮断された時はオペーク調のガラスに変わります。
ガラスの一辺に電極と専用のコントローラーが必要でAC100Vへの接続となります。最大製作寸法は3,000×1,800でプロジェクターによる背面投影が可能です。